
お見舞いの際の倉内の様子をお伝えしますと、倉内は、昨年の同期会(7月27日)の後、9月に早期退職を申請して、IHIを退職したそうです。退職に際しては、総勢約190人の方々から感謝の意を伝えられたそうで、さすが、真面目で人望の厚い倉内だなと感心させられました。
現在は、毎日の生活の中で、呼吸器を外すことは殆んどできず、ベッドで過ごす時間が長いそうです。自力での移動も困難なため、病院に行く際は車椅子で移動しているとのことです。また、咀嚼もままならないため、手術をして、胃瘻により栄養を摂取しているとのことでした。ただし、昨年の同期会で会ったときよりも、体重は増えているとのことで、これは良いことだそうです。
倉内には、写真を撮るときだけ、短時間、呼吸器を外してもらいましたが、そうしたところ、関根後輩に向かって、「大事なのは人徳である。人間としての深味が大切である。」とかすれた声で話し掛けていました。私工藤も、この倉内の言葉を重く受け止めています。
再会を約束して、倉内宅を辞しました。 (S54人文 工藤眞仁記)