参加者は、写真左から佐藤道雄君、浅間謙一、橋本友秀君、渡部純三君、浅利孝一君である。
やはり話題は最も多感で体力が絶頂期に味わった空手部の厳しい練習である。各人が生きてきた時間軸、空間軸を超えて、まざまざと甦ってくる。
千歳山への砂利道や雪の中の市街を裸足で走り回ることはともかく、雪の上に数十分正座は、理不尽な鍛錬であった。
強靭な体を作り上げていた我々だが、社会人になってから、二人は大病を患った。
しかし、手術後1人は経営幹部として企業前線に戻り、もう一人も空手界に戻り厳しい練習を積んでいる。病魔に屈しない心身の強さだ。
空手修行だけでなく、私は北海道自転車旅行を企て、山形から酒田に向かい渡部君の家に泊まり、翌日は秋田の大舘近い浅利君の家にお世話になっている。
”アイツ、ドウシタンダロウ”の話題では、伊藤正人君が名簿では行方不明になっており、1年留年し山谷にも出入りしていたので心配したが、ニュージーランドに渡り日本料理店を経営していることがわかり安堵した。
全くしがらみのない時代の気の置けない良き仲間たちである。次は、ゆったりと秋保温泉に泊まり、意気軒昂にやろうということになった。