2019年5月27日月曜日

S44空手部同期の集いーーⅡ

5月21日に、仙台の深い緑に包まれた定禅寺通りの居酒屋に参集した。昨年の合宿講習会で、浅利孝一君が、仙台は集まりやすく、近辺の者と久しく顔を合わせていないので、同期の集いをやろうという提案で実現したものである。

参加者は、写真左から佐藤道雄君、浅間謙一、橋本友秀君、渡部純三君、浅利孝一君である。
やはり話題は最も多感で体力が絶頂期に味わった空手部の厳しい練習である。各人が生きてきた時間軸、空間軸を超えて、まざまざと甦ってくる。
千歳山への砂利道や雪の中の市街を裸足で走り回ることはともかく、雪の上に数十分正座は、理不尽な鍛錬であった。
空手部史上初めて達成した東北総体優勝、全日本ベストエイトの試合の一コマ一コマにも話題が及ぶ。ひとり一人が自分の持ち味を活かし、独自の組手の形を持っていたため、東北学院大などから、チームとして捉えどころのない粒よりのチームという妙な賛辞までもらった。

強靭な体を作り上げていた我々だが、社会人になってから、二人は大病を患った。
しかし、手術後1人は経営幹部として企業前線に戻り、もう一人も空手界に戻り厳しい練習を積んでいる。病魔に屈しない心身の強さだ。

空手修行だけでなく、私は北海道自転車旅行を企て、山形から酒田に向かい渡部君の家に泊まり、翌日は秋田の大舘近い浅利君の家にお世話になっている。


”アイツ、ドウシタンダロウ”の話題では、伊藤正人君が名簿では行方不明になっており、1年留年し山谷にも出入りしていたので心配したが、ニュージーランドに渡り日本料理店を経営していることがわかり安堵した。

全くしがらみのない時代の気の置けない良き仲間たちである。次は、ゆったりと秋保温泉に泊まり、意気軒昂にやろうということになった。

新制作展観賞と一時帰国の同期歓迎会

 伝統もあり厳しい審査で定評がある新制作展で、五十嵐健治先輩(s42入学)が連続16回入賞の偉業を成し遂げた。 今回の作品のモチーフは、やはりハチであり、タイトルは ”Where's been hive” とし、200号の大作である。 右側の巨大なハチが、俯瞰的に時代環境...